校内公演の照明②       

教室を劇場に!

LEDとは
LEDは「発光ダイオード」の略語で、電気を通すと発光する半導体素子です。
近年、一般用の照明器具も舞台照明機材もLEDのものが増えてきました。
基本編 照明③も参照してください)

ハロゲンランプと置き換えるLED
LEDは、同じ程度の明るさを確保するのに白熱電球の10%~30%程度の電力消費で済むので、 合計20A以内で照明・音響を仕込まねばならない普通教室での上演などにおいては強力な味方となります。
またその原理上、
・発熱が少ないので触っても火傷しない
・燃えやすい大道具のそばに置いても安心
・球切れがないので長寿命
など、電球と比べて長所がたくさんあります。

構築例
市販のライティングレール+小スポットライトを舞台の上手・下手に配置します。

下の写真の例では、2系統作って地明かり生・青を実現しています。
2系統合わせても計100Wにもなりませんから、市販の屋内照明用調光器で十分です。
生=[7W(電球 75W相当)×3]×2→計42W
青=[6W(電球 60W相当)×3]×2→計36W
スイッチ(電源タップ)付き延長コードを使って手元で ON/OFF をします。

このLED電球は「調光対応」製品なので、電源タップとコンセント(壁)の間に調光器を挟めば、 FI/FOも可能になります。
LED電球の注意点
ただし、LED電球には注意しなければならない点もいくつかあります。
基本編◇照明③を参照してください。