ブルーベリーパイ/芋ようかん 

インプロ・ゲームの一種です。 即座に「感情」を作る訓練として行います。
基本的なシナリオ

(※スタート)
監督「みんな、準備はいい? 『ブルーベリーパイ』テイク1。
   用意、アクション!」
娘 「ただいま。お母さん、今日のおやつはなに?」
母 「ブルーベリーパイよ」
娘 「味見してもいい?」
母 「召し上がれ」
娘 (食べて)「おいしい。うっ」(倒れる)
母 「きゃー。」(119番へ電話)
消防(電話に出る)「はい。消防署です」
母 「娘が急に倒れたんです」
消防「どうしたんですか」
母 「のどに食べ物をつまらせて」
消防「何を食べたんですか」
母 「ブルーベリーパイです」
消防「わかりました。すぐに向かいます」
(電話を受けた救急隊員+αで現場に向かう。)
救急車「ピーポーピーポー」(二人ぐらい。サイレン役)
(到着した消防隊員は、娘の脈をとる。)
隊員「死んでる」
(母、泣き出す……)
監督「カット、カット!」
役者(娘、母、隊員たち)が監督の前に集合。
監督「全然だめ。<悲しさ>が足りない。もっと<悲しげに>。」
役者「<悲しさ>?!……」
役者たち、悩みつつ元の配置に付く
→※スタートに戻る(テイクの数が増える)

上記の<悲しさ>の部分を監督がどんどん変化させて、テイク2、テイク3と続けていきます。
例:「悲しさが足りない」⇒全員号泣しながらやる
例:「怒りが足りない」⇒全員激怒しながらやる
例:「暗い。明るさが足りない」⇒全員とにかくほがらかにやる
例:「行儀が悪い」⇒全員めちゃくちゃお行儀よくやる
例:「異国情緒が足りない」⇒とにかく外国っぽくやる
などなど。監督に要求されたら、どんなムチャ振りでも即座に思いっきりやり抜きましょう。


新島学園(大嶋昭彦先生)経由で伝わった学校だと「芋ようかん」でやっている所が多いです。