キャスト           

仕事内容
通常、最低一人はキャストがいないと演劇は成り立ちません。
キャストの役割など説明するまでもないとは思いますが……
・台本にある台詞と(指定された)動きを覚える
・(演出の方針に従って)演技を練り、舞台上で実際に演じる
・演劇ができる身体づくり
のがキャストの仕事です。
部員の人数に余裕がある場合、できれば演出担当、舞台監督はキャストと兼ねないのが理想的です。

台本にある台詞と(指定された)動きを覚える
台詞を覚えることは役者の義務です。
台詞を覚えていない役者は練習の進み具合に大きなブレーキをかけてしまいます。 台本に指定された台詞と動きを、演出担当が決めた期日までに頭の中に叩き込みましょう。
自分なりのアレンジやアドリブを交えての生き生きとした演技は魅力的ですが、 うろ覚えをごまかす手段として用いるべきではありません。 その結果、共演者やスタッフを振り回してしまっては、ただの独りよがりです。

役作り
台本にある台詞と動きが覚えられたら終わりではありません。 むしろ、その段階でようやく演技のスタートラインに立てたと言ってもいいでしょう。
人物設定や方向性がすべて台本に書かれているわけではありませんから、 書かれていない部分を役者自身の解釈と研究で埋めてゆきます。 いわゆる「役作り」が重要です。
とはいえ、独りよがりの役作りでは劇全体の統一感を壊してしまうかもしれません。 自分の思いは大切にしつつも、演出担当、共演者とよく話し合い、意見を交換します。

身体づくり
絶対に必要だというわけではありませんが、役者として舞台に立つのであれば、
・柔軟性
・よく通る声と活舌(滑舌)
・しっかり立ち、歩ける体幹
・一時間程度の劇をやり切るスタミナ
・"心を解放する"技術
を身に着けておくに越したことはありません。
大きな声が出せる人は小声で演技できますが、逆は難しい。 力が強い人は非力な人を演じられますが、逆は難しい。 身体が柔軟な人は身体が硬い人を演じられますが、逆は難しい。
心のリミッターを外せる人は外せない人を演じられますが、逆は難しい。
演劇部の基礎練習の多くは、役者の身体と心を作る運動に当てられています。 毎日コツコツと努力を積み上げてゆくのが大切です。

 ◆基礎練習など