20022004
平成15年度(2003) 演劇部会技術講習会報告


生徒技術講習会
日時:平成15年8月1日(土)
会場:新島学園短期大学体育館
内容:演技・インプロ
講師:マイケル・ディスタシオ氏(東放学園)

インプロゲーム例

◆ブルーベリーパイ
---------------------------------------------------------------------
キャスト…お母さん 息子または娘 医者 救急車の運転手2人
     演出家 カチンコオペレーター

小道具……テーブル 椅子2 料理用ボウル かき混ぜ用スプーン
     カチンコ 電話2 メガホン

演出家がメガホンを持ち、舞台上手よりディレクターズチェアに座っている。
母は舞台中央下手寄りにいて、ボウルに入ったパイ生地をかき混ぜている。

カチンコ係が舞台上手より中央前に出てくる。

演出家  「オーケー、みんな位置について。」
カチンコ係「ブルーベリーパイ、テイクワン。」
演出家  「アクション!」

子供がスキップしながら部屋に入ってくる(上手から)

子供   「お母さん! 何作ってるの?」
母    「これはブルーベリーパイよ。良い子ちゃん。」
子供   「味見していい?」
母    「もちろん!」

子供、一口食べるとむせかえり、床に倒れ込む。
母親は電話に駆け寄る。
電話のSE
医者、救急隊員達、電話の音とともに上手舞台中央に出てくる

母    「お医者さん、お医者さん、子供が倒れたんです! 喉に、
     食べ物詰まらせて!」
医者   「何を食べたんですか?」
母    「ブルーベリーパイです!」
医者   「すぐに伺います!」

子供に近寄る医者。
救急隊員は救急車のサイレンを表現出し続ける(頭上で片手を回す・
ピーポーピーポー……と声を出す)
医者は子供の手首をつかみあげ、脈を取って、

医者   「死んでる!」

救急隊員達が子供を運び出そうとした時、演出家が椅子から激しく
立ち上がりながら叫ぶ。

演出家  「カット、カット、カット! だめ! 早すぎ! もっと
     ゆっくりやってみせて!」

役者たち 「ゆっくり……」
---------------------------------------------------------------------
「ゆっくり」と言われたら、「テイクツー」として、同じ内容を、全員スローモーにやる。
以下同様に、
「もっと悲しく!」→大泣きしながらやる
「もっと楽しく!」→ばか笑いしながらやる
「もっと情熱的に!」→オーバーアクションで


◆アルファベット
状況〜居酒屋で久しぶりに同級生が会う

前の人が言った台詞の最後の文字を、次の人が最初に使って(即興で)台詞を言う。


※紀要bR8のレポートも御覧ください。



顧問研修会
日時:平成15年11月26日(水)
会場:新田暁高校
内容:著作権講習
講師:岩野守良(高崎東高校)


※紀要bR8のレポートも御覧ください。



群馬の高校演劇